診療所例会(Web配信)
『夏を乗り切る「エネルギー不足」の理解と対策~食事と脱水対策の水分摂取のポイント~』
国立スポーツ科学センター栄養グループ 非常勤専門家
女子栄養大学非常勤講師【公認スポーツ栄養士】 石井 美子 先生
日時:2024年7月4日(木)18:45~20:30
申込締切:2024年6月26日(水)←延長しました
― 講演概要 ―
女性アスリートに多い健康問題として,利用可能エネルギー不足(Low Energy Availability:LEA),無月経,骨粗鬆症が挙げられ,これらは「女性アスリートの三主徴」と呼ばれています。
利用可能エネルギー不足による低体重や無月経に伴う低エストロゲン状態は,骨量減少や骨粗鬆症の原因となります。これはアスリートだけでなく、女子中高生~の瘦身願望による過度のダイエットで生じる低栄養の場合でも低体重や無月経に伴う低エストロゲン状態となり、骨量減少を生じさせます。低栄養による無月経の治療のファーストチョイスは、食事の改善です。
アスリートの場合、競技の特性上体重を増加させないで低栄養状態の改善が求められ、そこには栄養士のサポートが必要です。無月経に対する薬物療法は、低栄養改善後から開始となります。
今回、多くのアスリートをサポートし豊富な経験と知識をお持ちの石井先生に、意外と知られていない「エネルギー不足」の危険性とその対応方法について、栄養療法の面からお話いただきます。
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